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第74回 (2007/2/22発行)

 『 こころが打ち震えた瞬間、人は自然に動き出す! 』

  = あなたは周囲の人のこころに、火をともす人でしょうか? =


 1 - こんな出来事が!


 先日、ある会社の人材開発に携わるリーダーの方から

 電子メールを頂戴した。

 

 そこには、イギリスの教育学者ウィリアム・アーサーワード

 私が好きな言葉が綴られており、わが意を得たりと

 うれしさがこころに広がったのである。


 いつも読み上げる度に、こころ揺さぶられる重みのある言葉


    「凡庸な教師はただ話すだけ。

     少しましな教師は理解させようと努める。

     優れた教師はやってみせる。

     本当に優れた教師は生徒のこころに火をつける。」


    (原文:The mediocre teacher tells.
       The good teacher explains.
       The superior teacher demonstrates.
       The great teacher inspires


 このリーダーの方は、著名な書家に全文を書いていただき、

 額に入れていつも噛み締めておられるということだ。


 このメールをいただいたのは、初対面でありながら、

 二時間を越える白熱した意見交換をさせていただいた

 直後であった。


 お互いが意気投合した感覚があったその原点が

 ひも解かれた瞬間であったように想う。

 

 2 - 私の想い


 この方とのお出会いやその後のメールのやりとりを通じて、

 私の座右の書のタイトルが蘇ってきた。


 それは経営コンサルタントの第一人者である

 田辺昇一氏の著書「心に革命を起こせ」である。


 ほとんど読書する習慣の無かった学生時代の私。

 しかし、今、想うとこの本との出会いで、こころに火がともり、

 人生が確実に前へ向かって動き出したように想う。


 いうなれば、一冊の本と出会ったというより、

 著者である田辺昇一氏という人物に、さらには師に出会った

 といった方が適切なのかもしれない。

 

 3 - 日々への影響

 私自身、日々、経営者として行っている現場でのスタッフ育成や、

 経営コンサルティング・研修等の業務


   それらは果たして単なる知識やノウハウ・テクニック等の

   薄っぺらい指導やアドバイスには終ってはいないだろうか?


   時間が無いと言い訳をして、ただ伝えるだけや中身のない説明に

   終ってはいないだろうか?


   自分がモデルとして模範を示し(率先垂範)て

   いるだろうか?


   そして何よりも相手の琴線に触れるような話や、

   実感を引き出して実行してみようと感じる話

   なっているだろうか?


 等々、改めて自分自身を見つめるきっかけをいただいたように想う。

 

 4 - 生活・志事(仕事)の中での実践

 
情報・通信時代と言われて久しい。


 我々経営者やリーダーにとっても数多くの書籍や雑誌、

 そしてテレビやホームページ・eラーニング等々

 複数のメディアからの溢れんばかりの情報は、

 居ながらにして手にすることができる。


 そのような中、時代変化の激しさに取り残される恐怖感からか、

 その多くを知識や情報として習得しストックすることだけに

 血眼になっているのかもしれない。


 しかし、我々は案外その蓄えたものを活かすだけの志や

 想いといったものが明確になっていないように

 強く感じる(自分らしさは何であるのか、何が人生や

 仕事(事業)で成し遂げたいことなのか等は不明確なまま)のである。

 車に例えて言えば、ガソリンを積み込むことには

 非常に熱心ではあるが、肝心要のエンジンそのものを

 動かす点火プラグ(火花を飛ばしてガソリンと空気の混合気を

 燃焼(爆発)させる自動車部品)が機能しておらず、

 パワーが発揮できずに車が前進しない状態と同様なのかも

 しれない。


 教育改革が叫ばれる中、政治や学校の先生だけにそれを

 委ねるのではなく、一人の人間として、また組織のリーダーとして、

 関わる全ての人のこころに火をともしたいものである。


 それには何より、様々な出会いや出来事から、

 自らがこころ打ち震える瞬間を多くもつことが大切では

 ないだろうか。


     それが相手に伝播(でんぱ)した時、

     その影響を受けた人が熱く燃えて、

     結果的に自然に動き出すのは間違いのない

     ことなのだから。


 あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?

 

 5 - 毎日の言葉

「本当に優れた教師は生徒のこころに火をつける」


「心に革命を起こせ」


「琴線に触れるような話や、実感を引き出し実行してみようと感じる話」


「点火プラグが機能しておらず、パワーが発揮できずに車が前進しない」


「自らがこころ打ち震える瞬間を多くもつ」

 

 6 - 自分を見つめる問い掛け

    1) あなたは周囲の人のこころに、火をともす人でしょうか?

    2)あなたにとって、自らがこころ打ち震える瞬間は
      どのような時ですか(でしたか)?
      また、そのような瞬間を多くするために、
      工夫されておられることは何でしょうか?


 

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