健康づくりのために、私が「生涯スポーツ」として取り組んでいる
自転車。
ここ数年欠かさず参加している大会(自転車の草レース)で、
チームの大先輩から貴重な気付きを得た。
それは、あるレースの前日のことであった。
日頃の練習仲間である選手
――56歳。全日本マスターズで優勝、その他シリーズチャンピオン、
年間優勝多数、数々の戦績を残しておられる有名選手。
20代・30代の選手でも太刀打ちできない実力者だ――
とサウナでじっくりと話をさせていただいた。
いつもはレース運びや、練習の仕方・機材(自転車部品)の
選定の仕方等々、テクニカルなことで話すことが多かった。
しかし、この日は、「生涯スポーツ」や「生涯健康」に取り組む
考え方や、競技(プレッシャー)に対する姿勢や心構えについて
マンツーマンでアドバイスをいただく貴重な場であった。
「ライバルは他の選手でなく、自分自身の弱さだ」
「登り坂で苦しくなった時、弱気な自分が出てきた時、
こんな程度でいいのか!(と自分自身を叱咤激励)」
「きれいな試合(単なる着順だけに左右されず、
人の心や印象に残る、自分が納得できる試合)をしているか!」
「学生時代から自転車競技をやってきた選手に
いかに追いつけるか、自分(年齢や過去)に言い訳せず
ただそれだけを考えてきた(学生時代に自転車に乗って
いなかったことを逃げ道にしない)」
等々。
トレーニングをご一緒させていただくことで
いつも身体への刺激は頂いていたが、
今回は、こころへの刺激を強くいただいた様に想う。
ひと言で言えば、こころの若さや「なにくそっ!」という
闘争心の大切さを原点に戻り学ばせていただいた
今回のサウナ対談であった。
私もこの方の様に自分に厳しく、
いつまでも若々しく年輪を重ねていこうと強く感じたのである。
この夜、いただいたアドバイスを一人になって振り返っていた時、
ある詩が蘇ってきた。
それは、サミュエルウルマンのあの青春というタイトルのものだ。
「青春とは人生のある期間ではなく、こころの持ち方を言う。
(中略)
年を重ねただけで人は老いない。理想を失うと、初めて老いる
(中略)
人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。
人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。
希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる」
この詩は、人間関係学の大家でありベストセラー作家である
デールカーネギーや、ダグラスマッカーサー将軍、松下幸之助氏、
東洋紡の宇野収元会長も、折にふれて引用したり
自宅や事務所に掲げていたとされている。
この選手の年齢や老いを言い訳にしない姿勢に深く触れ、
私自身の立ち位置や弱さがさらに際立って見えてきた様に感じるのである。
世の中を見ていても、年齢を言い訳にする人、まったくしない人。
自分の境遇を言い訳にする人、しない人。
―― 人生様々である。
ただ言えることは、
「自分の当たり前は、他の人の当たり前とは違う」
ということだ。
人生は、その人の選択の蓄積であり結果である。
先日もある講演会で、自らが50歳、また上場企業の社長で
ありながら、トライアスロン(水泳・自転車・マラソンの3種競技、
鉄人レースと呼ばれている)を現役で行っている。
また同じ境遇(競技仲間、特に高年齢で経営者)のグループが
あるというお話も伺った。
この方の全身から、みなぎるパワーのお裾分けをいただいた
感じがする。
類は友を呼ぶ ―― 元気で魅力的、活力に溢れる人と
接するひと時を多くしたいならば、まず自らが何か一つで
いいから夢中になっているものをもつ(このことが若さの
証だ)。――
それはもちろんスポーツでなくとも芸術でも趣味でもいいと想う。
ただ、組織の長として、集中力・判断力を維持・向上するためにも、
生涯スポーツを通じた健康づくりを活用しない手はないと
つくづく想うのである。
あなたご自身は何を感じ、何に取り組んでおられますか?
「ライバルは他の選手でなく、自分自身の弱さ」
「自分(年齢や過去)に言い訳しない」
「身体への刺激と、こころへの刺激」
「青春とは人生のある期間ではなく、こころの持ち方を言う」
「希望ある限り若く、失望と共に老い朽ちる」
「自分の当たり前は、他の人の当たり前とは違う」
「人生は、その人の選択の蓄積であり結果」
1) 貴方にとって生涯スポーツは、どの様な点で身近でしょうか?
2) あなたは身体やこころの刺激を、何から得ておられますか?
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