20代の頃を振り返ると、そこには父親であり当時の社長とある意味で競争していた自分の姿が浮かびます。
きっと若さ故に、かっこうをつけ、肩肘を張って仕事をし、生きていたのだと思います。
周りから「がんばっているね」と褒められても、それを素直に受けることもなく、「まだまだですよ」と多少かたくなになって答えていたのをはっきりと覚えています。
うまく表現できませんが、「お父さんは、こんなにできるのに、お前は・・・・」と迫られている感じがあり、「負けるものか」と気負っていたのかもしれません。
今思えば、「自分はまだまだダメで、多少のことで喜んではいけないのだ」という感覚が常にありました。
| 2 <経営者・リーダーとして、こころにしみたあの言葉> |
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そのような中、目を掛けていただける経営者の方々との深い交流や会話から、少しづつ変わっていく自分に気づいていました。
決定的だったのは、日頃から私に厳しく、そして深いアドバイスを頂き、私の長所・短所も、行動も知り尽くしておられる尊敬する経営者の方から
「小久保さんは見習いなんかじゃない!実践の場での取り組みがそれを裏付けている。もう立派な経営者であり、ある意味で創業者だ!」
と、外交辞令ではなく、こころの底から認めて頂いた時でした。
この瞬間、初めて周りから承認を受けたという気持ちが自分の中に広がりました。肩の力がすっと抜け、引っ掛かっていたこころのストッパーが見事にはずれたように思います。
それは良い意味での脱力感でした。「これでいいのだ、これがいいのだ!」と素直に自分を自分で褒めることができるようになり、「喜んでいいのだ!」という気持ちが自然にあふれて、自信も湧いて来たのです。
このことをきっかけに、社長と変な競争(対立)はしなくなりました。
自分の人生や事業は、社長と競争するためではなく、自分のために、そして何よりお客様や社員・父親を含めた全ての家族のために、存在し、捧げていくのだというように変わっていく自分がそこにありました。
本物の使命観に目覚めた自分の存在が、人生・事業を大きく変えたのは確かです。
「競争ではなく、共創」―――していくために、
1)それぞれの個性・価値を認める(自己承認・他者承認)
2)「まだ」と「もう」の両面をバランスよく見る
3)こころの引っ掛かりを解除することが大切である
ことを実感する素晴らしいご体験談であった
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