実録、経営者・リーダーが最も影響を受けた言葉
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 第18回 (2007/4/25発行)

 後編 「あなたは、どんな会社にしたいの?」  

 株式会社祥栄不動産  代表取締役社長 小久保祐久氏 (39歳、住宅・不動産業)


 1 <人生と事業が大きく動く前の状況>

 

私が先代から事業を引き継ぐ前、今振り返ると経営者としては本当に未熟な時でした。

当時、私をかわいがってくれる年齢が一回りも違う親しい先輩経営者に、経営に関する書籍の紹介や講演会の誘いをよくされていました。

しかし、本も読んだふり、講演会もついていっているだけで、真剣に経営を考えてはいませんでした。

何も知らない、力のない自分を他人に見透かされるのが怖くて、経営者ごっこをして真剣だと見せていたのです。

さまざまな貴重体験をしていたにもかかわらず、それらを活かしていなかった私は、周りから見れば、馬鹿な二代目が背伸びをしているように映っていたことでしょう。

それでも、私を育てようとお誘いし続けてくれた先輩経営者のおかげで、今の自分があり、今の会社があるのは間違いありません。その方から学ぶことの大切さを教えられてきたのです。

 

 2 <経営者・リーダーとして、こころにしみたあの言葉>

 

そのような中、兄貴のように慕っていたこの経営者から、

   「あなたは、どんな会社にしたいの?」

と問われました。

 

普段そんなことを考えたこともなかった私は、とっさに

   「アットホームな会社」

と答えるのが精一杯で、仕事に対してのビジョンや目標、
想いの深さ、目的、そして数値的な裏づけなど
何一つ持っていませんでした。

 

この時、まともに答えることのできない恥ずかしさや歯がゆさが、
自分への恐怖心となり、私の仕事に対しての凄まじい原動力
へと
変わっていきました。

この頃から「自分ごととして、会社をどうするのか!」ということを真剣に考えるようになっていったのです。

そして、その答えを出すために自ら考え、行動するようにと変わっていきました。

 

 3 <人生・事業で何がシフト(転換)したか>


7ヶ月間に亘る経営やリーダーシップの本質を学ぶある研修会との出会い――価値判断基準・業績先行管理・リーダーシップの大切さ・決算書の見方等々、もしこれらに出会わないまま我流で感覚的な舵取りをしていたら間違いなく会社はつぶれていたでしょう。

とにかく、数字や経営原則に基づく“ものさし(判断基準)”をつくることにより、社内はもちろんのこと、取引先や関係先のことまでが客観的に見えるようになってきました。

このような事の積み重ねや学びがあって、先を見据えたブレのない経営者としての決断や心からうまくいくという自信が芽生えてきたのは確かなのです。

転機のポイントは経営者としての自覚・覚悟を持てたことであったように思います。

経営者としての自覚にめざめ、覚悟を決め、そこに意識革新、行動革新が出来上がってきたのです。

 4 <水野が直接お聴きして感じたこと>

「経営感覚(価値判断基準)の錬磨」―をしていくために、

1)経営者としての自覚と、使命感の確立をすると共に、
  自らが学ぶ意志と必要性を感じる

2)数字から客観的にとらえる習慣をもつ

3)社内外の決算書を常に手にする

等々が大切であることを実感する素晴らしいご体験談であった。

 


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