実録、経営者・リーダーが最も影響を受けた言葉
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 第28回 (2008/4/25発行)

 「こちらでよろしいでしょうか!」 (その1)

 株式会社クシタニ 管理部 櫛谷淳一 氏 

                (34歳 バイク用レーシングスーツ開発・製造・販売 )


 1 <人生と事業が大きく動く前の状況>

 

19歳の時にわが社で短期アルバイトをしたのです。

父である社長からの、

  「在庫となった商品をアメリカで販売してきては!」

という言葉を受け、外国人スタッフと3名で行商の様に、

異国の各地を転々として売り歩くというものでした。

当時、英語もろくに話せず、

手軽に注文できるハンバーガーばかり三食食べ10kg太ったり、

お客様として商品を見に来ていた人が、

その夜中倉庫に押し入り商品を強奪し、

別の所で堂々とその商品を販売していたりと、

実に歯がゆい想いをしたものでした。

わずか3ヶ月ではありましたが、

これらは決してお金では買えない、実に貴重な体験となりました。

 

特に、学生の時描いていたイメージとは違い、

商売や接客の面白さを肌で感じることができたのは

何物にも変えがたい私の財産です。

 

 2 <経営者・リーダーとして、こころにしみたあの言葉>

 

日本に戻り、東京の販売店に正社員として配属されました。

アメリカで言葉が通じない中で身に付けた身振り・手振りや、

そしてお客様とのこころの触れ合いの大切を

骨身に染みて感じていたこと等、

それらすべてがその後の日本での仕事に生きたのです。

さらには、お客様や周りの人全てが年上であったり、

商品が当時の自分の給与と同じ位高額であったため、

「とにかく丁寧な対応を!」というこだわり

すっかり身についたのでしょうか。

 

そこから生まれてきたのが

  「こちらでよろしいでしょうか!」

というお客様のご要望に応えたい一心の言葉になり、

常に念のため確認するという姿勢が身についた様に思います。

 

 3 <人生・事業で何がシフト(転換)したか>

 

当然の事ながら、学生の時と比べ

仕事や販売に対する姿勢が大きく転換しました。

その転換を自分でも実感し始めた時、成果が出始めたのです。

 

店の統廃合もあって、わずか6ヶ月後には10坪という

小さな規模ながら店長に抜擢。

22歳〜24歳の3年間、若輩ながらも上司や先輩、

さらには幸運にも恵まれ、全国1位を達成することができました。

自分一人の力ではなく、実に多くの人の支えがあってこその達成

であったとしみじみ感謝しています。

 

 4 <水野が直接お聴きして感じたこと>

 

「売る」ではなく「売れる」ために、

  1)販売の面白さを自らが実感

  2)こころが通う丁寧な対応

  3)常に確認する言葉と姿勢が大切

であることを実感する素晴らしいご体験談であった。

 


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