19歳の時にわが社で短期アルバイトをしたのです。
父である社長からの、
「在庫となった商品をアメリカで販売してきては!」
という言葉を受け、外国人スタッフと3名で行商の様に、
異国の各地を転々として売り歩くというものでした。
当時、英語もろくに話せず、
手軽に注文できるハンバーガーばかり三食食べ10kg太ったり、
お客様として商品を見に来ていた人が、
その夜中倉庫に押し入り商品を強奪し、
別の所で堂々とその商品を販売していたりと、
実に歯がゆい想いをしたものでした。
わずか3ヶ月ではありましたが、
これらは決してお金では買えない、実に貴重な体験となりました。
特に、学生の時描いていたイメージとは違い、
商売や接客の面白さを肌で感じることができたのは
何物にも変えがたい私の財産です。
| 2 <経営者・リーダーとして、こころにしみたあの言葉> |
|
|
日本に戻り、東京の販売店に正社員として配属されました。
アメリカで言葉が通じない中で身に付けた身振り・手振りや、
そしてお客様とのこころの触れ合いの大切を
骨身に染みて感じていたこと等、
それらすべてがその後の日本での仕事に生きたのです。
さらには、お客様や周りの人全てが年上であったり、
商品が当時の自分の給与と同じ位高額であったため、
「とにかく丁寧な対応を!」というこだわりが
すっかり身についたのでしょうか。
そこから生まれてきたのが
「こちらでよろしいでしょうか!」
というお客様のご要望に応えたい一心の言葉になり、
常に念のため確認するという姿勢が身についた様に思います。
当然の事ながら、学生の時と比べ
仕事や販売に対する姿勢が大きく転換しました。
その転換を自分でも実感し始めた時、成果が出始めたのです。
店の統廃合もあって、わずか6ヶ月後には10坪という
小さな規模ながら店長に抜擢。
22歳〜24歳の3年間、若輩ながらも上司や先輩、
さらには幸運にも恵まれ、全国1位を達成することができました。
自分一人の力ではなく、実に多くの人の支えがあってこその達成
であったとしみじみ感謝しています。
「売る」ではなく「売れる」ために、
1)販売の面白さを自らが実感
2)こころが通う丁寧な対応
3)常に確認する言葉と姿勢が大切
であることを実感する素晴らしいご体験談であった。
|