バイク用のレーシングスーツという、
それを着用する人にとっては想い入れやこだわりが強くある商品。
お客様をはじめ社内の多くの人間が、商品に対するのと同じく、
その生き様やスタイルに強くこだわりがあることに気付くのに
そう時間は掛かりませんでした。
しかし、当時の私は「結果を出さねば」という気持ちからか、
相手のこだわりを理解し尊重する姿勢が
まだまだ不足していた様に感じます。
特に、それは社内の人間に対して顕著でした。
「他店舗の成功例で、これをやってはどうか!」
「これをやればうまくいくのではないか!」
等々、提案と言えば聞こえがいいのですが、
相手の考えや状況を深く考えもせずに
自分のやり方を一方的に押し付けていました。
| 2 <経営者・リーダーとして、こころにしみたあの言葉> |
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そのような中、ある上司と出会えたことで、
何かが大きく変わった気がします。
ある面孤立化しつつあった私に、
いつもある言葉をかけ続けてくれたのです。
それは、
「俺は、分かっているから」
というものでした。
この一言で当時の私のイライラや、焦り、不安が
ずいぶん軽くなりました。
「私を理解してもらっている」ということが、
私に平静さを与えてくれたのです。
今想えば、このメッセージの奥底には、
「あせるな!諦めるな!安心しろ!」
といった、私を想ってくれる温かいこころと
励ましがあった様に想います。
私に転機が訪れたのは、
「相手に関心をもつことで、関心をもってもらえる」
「相手に理解を示すことで、理解してもらえる」
ということに気づいた時でした。
この経験が生きて、アメリカでの店長時代にも
言葉の壁をいい訳に使うことは決してありませんでした。
お客様はもちろん、スタッフに対しても
たとえ言葉が通じなくてもこちらが相手を理解することで
こころが通じ合い、真の相互理解が深まり、
それが力となりました。
ハリウッド映画俳優といった人までもが常連になっていただく等、
スタッフと共に小さいながらも人気店を創りあげることができたのも、
心から通じ合う本当の一体感があったからだと学びました。
「信頼関係」を育むために、
1)自分を押し付けない
2)相手に関心をもつ
3)相手を深く理解すること
が大切であることを実感する素晴らしいご体験談であった。
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